子どもが社会自立に向かう成長や発達の過程で起こりうる様々な躓きや困難をサポートしたい。

団体情報

URL(HP)https://seeds-app.com/infomation.html
連絡先
設立年2017年
正会員数110人
団体種類NPO法人

団体PR

すべての子どもが公正かつ適切な支援の中で安心から自信、 そして希望へと心のステップを進み、 自分の持ち味をいかしながら生き生きと活躍できる社会の実現を目指します。

躓きや困難はどの子どもにも起こりうることであり、決して特別な子どもだけではありません。子どもの多様性を受け入れる環境や社会創りに寄与すべく活動を進めていきます。
会報誌「ハイ!シーズ」隔月発行

紹介記事「パートナーズ87号」 (2018年6月発行)

~ 子どもの 輝く未来のために ~  

 当団体の創設メンバーは私立高校の元教員です。教員生活の中で、不登校や発達障害がある子どもなど、従来の教育では十分にその能力を伸ばしきれない大勢の子どもたちを見て参りました。彼らの多くは、素晴らしい感性や能力をもちながらも、繊細な神経や独特な個性ゆえに学びづらさや生きづらさを感じていたりします。  

 そんな彼らが幼少期から無理解の環境の中で、誤解をされたり、無用な叱責にさらされたりして、心に大きな傷を負って高校に入学してくることもありました。中には、すっかり自信や意欲を失い、精神的につらい高校生活を過ごし、天賦の才をもちながらも「僕は将来を描くのが苦手です。」と言って、道筋をつけられないまま卒業をしていった子どももいました。もっとしてあげられたことがあったのではと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。 

 そのような多様な教育的ニーズをもつ子どもの課題は、学校のみでは解決しづらく、学校と学校外がしっかりと連携する中から社会全体で解決の糸口を見つけなければいけないと感じています。そんな思いから、仲間と共に平成 29 年 6 月 NPO 法人不登校・発達支援ネットワーク SeedsAPP を設立いたしました。  

 現在、当団体では、不登校の子ども支援の「フリースクールSeeds」と、学習が遅れがちな子どものための「学び方教室 BB」を運営しています。一人ひとりの子どもに合った「学び方」をデザインすることはとても大切だと考えています。学習障害やその周辺の子どもたちにとって「授業の内容がわからない」ことが、自尊心や人間関係、生活態度にも影響しているからです。また、学習の遅れは、不登校の原因であると同時に、登校復帰を妨げる要因にもなっているからです。「子どもは未来の社会そのものである」私たちはそのような認識のもと、社会全体の総力を子どもに注力させるべく、ありとあらゆる人的資源や学習資源の活用ネットワークを構築して参ります。(城田輝三さん
NPO 法人 SeedsAPP 代表)